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再生可能エネルギーについて
再生可能エネルギーとは太陽光を始め風力、潮力、地熱、バイオマスなど、自然界に無尽蔵に存在するエネルギー資源の事。近年、これを利用して発電や給湯など生活に必要なエネルギーに変換する取り組みが活発になっています。
目下の主要エネルギー源である石油・石炭などの化石燃料には限りがあり、価格の高騰を招く不安が有ります。東日本大震災では原子力の危険性が改めて浮き彫りになりました。これに対して再生可能エネルギーは資源が枯渇せず、繰り返し使えるほか、地球温暖化の原因となる二酸化炭素をほとんど排出しない環境に優しいエネルギーです。
反面、再生可能エネルギーには出力が日照時間など自然状況に左右され、大きく変動し易いという欠点もあります。休日など電力需要が少ない時に過剰に電力が発生してしまうなど、目下の技術では出力の人為的コントロールがやや困難な状況にある訳です。この安定供給面での課題を解決するには、出力を調整する装置や蓄電池の設置などが必要となり、設備費用が高く、コスト面での課題が残っております。また地理的、地形的条件等から設備の設置場所も限られています。
以上が再生可能エネルギーの現状ですが、将来的な地球の保全を考えると、ぜひとも世界的規模で英知を結集し、エネルギーの主流に位置づけなくてはなりません。嬉しい事に2010年時点で、世界の新規発電所約三分の一を再生可能エネルギーが占めているとの事です。
バイオマス発電所について
バイオマス発電とは間伐材、生ゴミ等のバイオマスを直接燃焼したり、あるいは一旦ガス化して燃焼するなどして発電する仕組み。バイオマスとは動植物に由来する有機性のエネルギー資源の事で、廃油、家畜糞尿、下水汚泥等も含みます。
仕組みは基本的に火力発電と同じですが、化石燃料ではなくバイオマスを燃料とします。
発電方式は三つに大別され、一つ目が燃料を直接燃焼して蒸気タービンを回す直接燃焼方式。木くずや間伐材、可燃ごみ、精製した廃油等を燃料としますが、木くずは木質ペレットという小型の固形状燃焼物に、間伐材は粉砕して木質チップ等に加工します。そうする事によって輸送を容易にすると同時に燃焼効率とエネルギー変換効率を高められます。
二つ目が燃料を熱処理によってガス化し、そのガスを燃焼して発電する熱分解ガス化方式。ここでは木くずや間伐材の他、食品工場から出る茶がら、野菜くず等を燃料とします。
三つ目が家畜の糞尿、生ごみ、下水汚泥等を発酵させるという生物化学的方法によってメタン等のガスを発生させ、そのガスを燃焼して発電する生物化学的ガス化方式です。
カーボンニュートラルの考え方に基づき、燃焼をしても結果的に二酸化炭素の増加には繋がらないとされ、地球温暖化抑止対策としても有効です。又、バイオマス発電は生物資源を有効活用するという点で、再生可能エネルギーと位置付けられています。石油j等と違って、輸入に頼る事の無い、純国産エネルギーであるのも大きな特長です。
バイオマス発電所周辺の草刈りの流れ
草刈り作業の流れは、大まかに次の五項目となります。①使用機材の点検、②草刈り、③集積、④詰め込み、⑤搬出
草刈り機等の使用機材は、安全対策の為にも事前に念入りに点検しておく必要があります。
草刈り機、刈払機など機械の登場によって、人間の手による作業に比べて早く綺麗に草を刈れる様になりました。
疲労を少なくし、作業時間を短縮するというメリットがある反面、樹木を傷つけてしまったり、小石等の飛散により怪我や物損事故を招く恐れがあります。正しい操作を心がけるべきでしょう。加えて、機械の使用は排ガス等による環境への悪影響と、騒音をもたらします。
草刈り作業に入る前に、穴や障害物など危険個所の有無を確認します。
これが終わるといよいよ作業開始です。一般に作業は肩掛け式草刈り機を用いてエリア全域の下草を刈ります。ですが狭い場所であったり、周囲に重要物等が在る場合には、機械に頼らず昔ながらの鎌を用いた人力除草とすべきでしょう。
続いて集積ですが、エリア全域を幾つかの区域に分け、区域ごとに刈り草を集めた山をつくっておきます。後はパッカー車などを使用し、刈り草の山を次々に詰め込んで搬出すれば終了です。
バイオマス発電所周辺の草刈りの費用
残念ながら、刈り取った草をバイオマス発電の燃料として使用する事は、現況下では殆ど無いようです。従いまして刈り草を買い取ってもらって費用を軽減させるという効果は期待出来そうに有りません。
除草作業を委託した際の経費ですが、やはり業者によってバラツキが有る様です。
まず草刈り機など機械を使用した場合ですが、時間単価ではなく作業する面積(平米、坪)に基づいて、料金を算出するのが一般的の様です。発電所の敷地という事で、仮に作業対象面積を千平米とした場合、刈り草の運搬から処分までを業者に委託しますと、費用は十万円を超えるでしょう。
狭い処など機械を使用しずらい箇所の除草は、人力による手作業とするのが一般的です。機械を使わない訳ですから当然、作業単価は高くなります。刈り草の運搬及び処理までを業者に委託すると百平米あたりで数万円に及ぶでしょう。
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